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台風が去ってから朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。

みなさん風邪には充分気をつけてください。

いつも沢山のお客様から作業依頼をいただきまして、ありがたい限りです。

ブログのネタも沢山あるのですが、連日連夜の作業に追われてなかなか更新できません。

が、時間を見つけては更新していきたいと思っています。

さて、夏ごろに作業した葛城市のH様360モデナのF1マチック クラッチ交換の話です。

最近は電子制御によるMTミッションが増えました。

フェラーリのF1マチック

ラボルギーニのEギア

BMWのSMG

VWなんかもDSGとか、、、。

今まではドライバーが操作をしていた、クラッチとシフトレバーをコンピューターからの信号で、コントロールユニットが油圧で操作しています。

要はコンピューター制御のマニュアルミッションです。

メリットはと言うと

1、燃費の向上

2、ATのようなパワーロスが無い

3、エンストしない(笑)

などなど

F1マチックやEギア SMGなどはスポーツ走行を目的に、パワーロスやシフト時のタイムロスを無くす為に開発されていますが、

ATのように油圧を使ってのパワー伝達はパワーロスも多いので、燃費向上を目的に最近の欧州車は同じく電子制御マニュアルミッションになってきました。

ウンチクはこの辺りでそろそろ作業風景をお伝えします。(H様 遅くなってごめんなさい)



リアセクションはここまで分解していきます。

バンパー、グリル、テールランプ、マフラーエンジン上部のサブフレーム、、etc



ミッション本体にスリングベルトをかけて吊り上げながら車両から抜いていきます。

ようやく姿をあらわしたクラッチ本体、400PSのパワーを伝える重要部分ですが、思っていたよりも小さい感じです。

見るも無残なエンジンルームですが、滅多に見れない1ショット。

異物混入を防ぐ為に赤い結晶塗装をされたサージタンク入り口に

ウエスを詰めています。

このウエスの奥はどうなっているかと言うと

これぞフェラーリ!!!

各シリンダーへ吸入空気流速を揃える為にファンネルになっています。

それも綺麗にピカピカ!!

吸入空気の流速

排気ガスの流速

そして高回転まで回るように設計されたエンジン

これら全てが調和された時に、あの官能的なフェラーリサウンドが奏でられているだと、改めて感じました。

F1の長い歴史の中で唯一参戦し続けているメーカーは、フェラーリだけなんですよね。

この後はクラッチを新品に換えて元通り組みつけていく訳ですが、最初のウンチクが長かったので続きはまた、、、。

初めて中途半端なブログになってしまいました。すみません 、、m(__)m

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