HOME → ブログ一覧 > 360モデナ エアコン修理とかetc

みなさんこんにちわ^^

梅雨明けしましたね。

いよいよ夏本番って感じです。

快適リフレッシュ計画も進んでますが、そればっかりしていると思われるとマズイので、

今回はちゃんと仕事もしているところをアピールです。

例えばどんな仕事があったかと言うと、

いつも贔屓にしていただいている葛城市のH様の360モデナ。

今回はエアコン修理とメーター修理と、F1マチックのクラッチ交換です。

それ以外にもルノークリオスポールのエンジンを降ろしてみたり、ゴルフⅣのシリンダーヘッドガスケットを交換してたり、

デモカーばかり弄ってはいませんでしたよ^^

では、モデナのエアコン修理からいきましょうか。

エアコン修理は、殆んどが冷媒に使われているガス漏れによる冷え不良が多いです。

じゃあ、ガスを充填すれば冷えるやん、、、こんな意見を聞くこともあります。

確かに冷房能力は戻りますが、またガスが漏れて減ると冷えません。

これの繰り返しだけなら良いのですが、ガスと一緒にエアコンサイクル内を循環しているオイルも出てしまいます。

これが非常にマズイ、、、。

エアコンコンプレッサーの焼き付を防止しているので、オイルが無くなるとコンプレッサーがロックして内部破損が起こります。

その結果破損した細かな金属片がサイクル内に混入。

混入した金属片は、サイクル内のフィルターとかエキスパンションバルブとかの部品に詰まりを起こします。

そうなると、コンプレッサーを交換してガス漏れ箇所を修理しただけでは元には戻りません。

詰まりが起こっている部品全ての交換が必要です。

当然、部品代金や作業工賃も嵩んでいきます。

今回は室内にあるエアコンユニットに付いているエキスパンションバルブからのガス漏れです。

大きく丸く開いた穴が配管の刺さる部分で、それぞれにOリングでガスの漏れを抑えています。

画像から解るように接続部分に錆が発生しています。

この錆がOリングを微妙に押し上げてしまい、その結果接続部分のシール力が悪くなってガス漏れを起こしていました。

エアコンユニットごと車両から外しての交換です。



ここまでなら簡単そうな感じでしょ!

けど、このユニットを外すのにモデナの車内はこんなにバラバラです。



室内天井から全て取り外しての作業です。

ここまでの作業時間は5時間あまり、、、、。

ダッシュボード等に使われているレザーは、非常に柔らかくて薄いので簡単にキズが付いてしまいます。

慎重に慎重に一つ一つの部品を外していきます。

変形したOリングも交換して、錆の出たエキスパンションバルブも交換して元通り組み付けていく訳ですが、

フェラーリと言う車は全て手作業で組み立てられています。

ダッシュボードや各パネル類も殆んどがFRPで成型されており、その上にクッション材を貼り付けてレザーで覆われています。

手作業で組まれた部品はビス穴一つにしてもズレがあると組み付け出来ません。

仮止めしながら取り付け位置を合わせて本締めしていきます。

組み付には取り外し時の倍近い時間がかかりますね。

車内を分解している間に、メーターパネル照明の付かないメーターAssyを関東の業者へ送っておきます。

この業者さんは直せないメーターは無い!!ってくらい色んなメーター修理やカスタマイズをしてくれます。

10年ぐらいの付き合いですが、本当に確実に直してくれます。

メーターAssyが戻って来るまで室内作業は一時中断して、F1マチックのクラッチ交換に入りたいと思いますが、

クラッチ交換の作業はまた次回に、、、、。

ね、ちゃんと仕事してるでしょ!!^^

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