少し前ですが、トヨタスポーツS800の車検依頼がありました。
初年度登録が昭和40年。
僕と同い年の車です。^^
時空を超えたように並ぶスポーツカー。
現在のピュアスポーツに引けを取らない存在感!!
ヒストリックカーって独特のオーラを纏っていますね。
さてこの車の車検ですが、なんせ部品が無い、、、。
状態はかなりイイ固体ですが、それでも46年前の車。
メンテナンスフリーって事はありません。
早速にバラしてみるとリアブレーキホイールシリンダーから、ブレーキフルードが漏れています。
年式が年式だけに、ホイールシリンダーAssyで交換したいですが、
さすがに部品はすでに供給されていません。
メーカー在庫で1セットだけ見つけたシリンダーカップキットをすぐに手配。
錆付いたブリーダーをバーナーで炙って、潤滑スプレーしてまた炙って、、、。
そんなこんなで取り外したシリンダーカップを、慎重に分解します。
錆だらけのシリンダーを、ワイヤーブラシとかで錆取り&磨き。
そして新品のカップラバーを組み付けていきます。
この車を整備していて思ったことは、デザインはオールドイタリアン。
空冷対向エンジンはドイツ。
そしてシャシーやサスペンション形状はアメリカ。
まだまだ日本車が確立されていない時代。
世界中の自動車を参考に作られていたように思います。
純粋に楽しい車でした。
7月
24
トヨタスポーツS800 車検整備
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